ただただ佇む

心を無にして

風の音を聞いたり

目を閉じたり

眠る様に起きたり

何物にもとらわれず

ただそのままに

この世界や

この社会の中に

ポツンと置かれた

何でもない実在として

憎くもなく

楽しくもなく

悲しくもなく

ただ静けさの中で

静かな心で

無の中で

語らず

追い求めず

追われず

どこまでいけるだろう

きっといける筈だ

全てを捨て

スイッチをオフにして

ただただ佇む