理解者という奇跡

理解者がいるってのは本当に幸せなことだ。生きていて良かったと心から思える。

でも一方で「本当の理解者なんて滅多にいない」てことを忘れてしまう原因にもなる。

親友がいたり、母親ととても仲が良かったり、理解者の様に振る舞ってくれるペットを飼っていたり、気の合う恋人がいたり…そういった状態を長年続けていると、それ以外の人や社会がだんだん怖くなって来る。まるで宇宙人の様な、獣の様な、意思疎通のできない怪物に見えてくる。やがて人間嫌いになってしまったりする。

忘れないでいよう。自分が最愛の理解者に恵まれたのは、ただ運が良かっただけなのだ。そんなことは普通「あり得ない」。理解されない、気持ちが通じない、お互いに思いやるなんて超絶難しいこと。それが当たり前なのだ。